物価が上がることについて
物価が上がっている・・ようです。
あえて、「ようです。」と書いたのは、多少の上昇は仕方ないだろうと思っているのと、精神的にネガティブに捉えたくないと思っているからです。
円安で、その影響が出てきているのは、これは誰だってわかっていることです。
日本は、エネルギーに関しては、ほとんどを海外に依存しているわけですから、それが上手くいかなければ、当然国民生活に反動となって出て来ます。
当たり前のことです。
当たり前のことなのに、それ(これまでの安定)が崩れると、その責任を自分以外の誰かに求めようとする。自分も日本人なのに、それはさておき、違う日本人の責任にしようとする。
おかしな話です。
「自給自足の生活」を目指そう・・などとこれまでさんざん、事あるごとに言っておきながら、全く現状の輸入依存から脱却できなかった、・・そのつけが回ってきただけなのです。
日本くらい、外国に依存している国はないのではないでしょうか?
精神的にも、外国に依存している気がします。
特に、アメリカに。
かく言う私もそんな感じです。
アメリカの映画が好きですから。
小学生の時、NHKで『ローマの休日』を観て、感動して眠れなくなった思い出があるくらいですから。
音楽も、アメリカ人・イギリス人の影響を受けています。
でも、食事はお米がベースです。これは、譲れません。
お米は日本の心です。お米をもっと、もっと昔のように食べるようになればいいと真剣に思っています。そうすれば、ここまで小麦を輸入しなくても済む。
だからといって、パンに目くじらを立てているのではありません。
私の妻はパンが好きで、毎日食べていますから。
いつの段階で、外国依存から抜け出すことができるのか・・。いつになったら、アメリカと対等の立場に立てるのか、日本は。
そこが、一番の問題です。
物心両面で、アメリカの下という位置に甘んじている。
そこが、改善されなければ、健全な日本は生まれません。
そして、自給自足の生活ができるようになる・・。
他人の褌で相撲を取らなくてもよくなる・・。
今のままでは、100%無理でしょう。
多様性を何が何でも認めなければならない時代になりましたから、猶更、無理です。
パンから米に変えよ!と、誰が強制できましょう。無理な話です。
日本人には、日本人としてのスピリッツがもう無くなっているのではないのでしょうか?
日本人くらい「愛国心」に薄い民族もいないと思います。
果たして、ウクライナのように、万一、日本がどこかの国に攻撃を受けたとき、命を懸けて国を守る・・というような行動をとれる日本人がどれだけいるでしょうか?
甚だ疑問です。
「みんなで、話し合いましょう!」
「強権的なことはやめましょう! 話し合いで進めていきましょう!」
「武力に対して、武力では、非核三原則の日本として恥ずかしい行為ではないのですか!」
「国民のコンセンサスが取れたんですか? 国民がいいと言わないことをやっていいのですか!」
「もっと、外交で努力できることはないのですか! 政府が腰抜けなんじゃないんですか!」
想像しただけでも、そんな空虚過ぎる国会論戦が聞こえてきそうです。
日本は、はっきり言って、腑抜けです。
今まで、全部アメリカに頼ってきた。
日本に原爆を投下して、その罪悪感に多少なりとも苛まれているアメリカのお兄さんに頼ってきた。何から何まで。
もう、そこからは、抜け出すべきです。
自分達で、自分達の力で、この日本を考えていくべきです。
誰かのせいにしないで、自分たちのことは、自分達の責任で解決していく・・そういう姿勢を見せていくべきです。
でないと、ほんとうに、あと30年もしない間に、日本はどこか他の国の名義になっているかもしれません。
もちろん、その頃、私はこの世の中にいないでしょうが・・
様々な問題が、それこそ、多様的に発生しているのはわかります。
ですが、もっと、本質的な話し合いをしていかなければ、健全な未来は来ないのではないかと・・思えて仕方ないのです。